リネンカーテン

1900年初頭フランスアンティークリネンのカーテン
触れた瞬間に驚くほどの柔らかさがあり手のひらの上でとろけるような質感は風が吹くたびに布全体がゆらゆらと波打つほどしなやかで、上質なアンティークリネンならではの深い魅力に満ちています。
お色味はスミクロを基調としつつ、光の当たり方によってほんのりとグレージュが混ざり合い落ち着いたニュアンスカラーが空間に豊かな奥行きを与えてくれます。
上部には贅沢なフリル付きカバーがあしらわれ見事な手仕事がびっしりと施されています。
細密な線を切り抜きその上から丁寧に手刺繍で仕上げられた総カットワークは、当時の職人の手が生み出した時間の尊さを感じさせます。
中央にはスカラップ状に切り抜かれたイニシャルモチーフが美しく浮かび上がりその周囲には可憐な小花や立体的なドット模様まですべて手作業で仕上げられています。
気の遠くなるような工程の積み重ねによって生まれた刺繍のひとつひとつがアンティークテキスタイルの中でも極めて稀に見るクオリティです。
裾には約10センチのフリルが柔らかく揺れ、全体のデザインに優雅なリズムを添えています。
上部にはリボンが15本付いておりポールやフックに簡単に取り付けられるためカーテンとしてはもちろん間仕切りやショップディスプレイとしても存在感を放ちます。
生地全体の落ち感としっとりとした質感は飾った瞬間に空気さえ変わるような特別な存在です。
【サイズ】
長さ：約200cm（裾フリル 約10cm含む)
横幅：約245cm
上部リボン：15本
確認できるシミや補修跡は画像を表示致しますが肉眼では見落としてるシミやほつれ等もある可能性もあります。
ご了承ください。